はじめに

 

マナーとは最低限のルールともいわれています。
その最低限のルールが「徳」を授けてくれる幸運の秘訣でもあるのです。

「徳」とは、品性と恩恵に恵まれ、優れた友人を持てる喜びです。

「品性」とは、優雅な、おかしがたい感じ。また、物の風情・情趣といいます。

「品」という言葉は、売買の対象にも使われます。
品質の良し悪し、等級、内容の他、「序列」や「区別」をつけます。
また、人の「階級」「身分」「家柄」の区別にも使用されるのです。

「家柄」とは、名家といわれる家柄特有の「しきたり」や「家風」、「伝統」「代々引き継がれる技術」という家の格式と作法があり、「名人」と いう社会的役割を担っていました。

現代では、「教育」も平等に、「才」があれば、誰でも社会で活躍できる 時代となりました。ですから、「人柄」という言葉が、重要になってきたのです。

人柄とは、自然に感じ取られる人の性質や品格、人品のことです。これま で達する、たどった道筋や事柄の品格がすぐれていることです。
たとえば、自己の生活に実りを感じたときに、汗を流している見知らぬ労 働者の苦労を知り、関わりのない他人の出来事に敬意を表すこと。あるいは、これからは出会うことはない、たった一度、人生の中で、ふとした瞬 間にすれ違い、そのわずかな時間で感動を与えること。

それでは、最低限のルールとは何でしょうか。

1.いかなる試練をくぐり抜けようと、嘆きも、打ちひしがれた様子もみせないこと。
2.他人の厳しい評価を警告としてとらえること。
3.難をいただき、難を言ってくださる方へ「有難う」といえる生き方を選択すること。
4.小さなごみにおよぶ対象物を、丁重に扱うことへ心を配ること。
5.洗練された装飾ではなく、洗練された暮らし方を最高に保ち持続させること。
6.教養ある表現と美しいイントネーションで、敬意を示す言葉を伝えること。
7.失礼な気分を他人に与えないことは、自分自身にも与えるべきではありません。それが他人を敬い、自分自身を敬うことです。
8.注目に値する身だしなみと身のこなしに心を配ること。
9.人、場所、状況に応じたスタイルに対応できること。
10.生涯学習の機会に恵まれること。

 マナーとは、一期一会にも、最高の「おもてなし」をプレゼントする方法 であり、哲学でもあるのです。Philosophy&Manners1

 

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