社会的義務は「もてなすこと」
人は「もてなしを受ける」ことを願います。
それは特別に厚く待遇されることを嫌う方などいないからです。
飛行機内で、レストランで、ホテルで、百貨店で、あらゆる接客業に。
サービスを提供する側も要求に答えようと、生活者のニーズとウォンツを満たす視点を重視しています。
しかし「人」を対象にするだけが、おもてなしではないのです。「物」や「空間」そして「社会」に人がおもてなしの心を持つことが可能なのです。
―もてなし―
「おもてなし」 ―心をこめて「人」に接し、「物」を丁重に扱うこと―
おもてなしとは、特別に厚く待遇すること、食卓に招待し、称賛に値するメニューやサービスに限らないということです。
最低限の社会的義務の「おもてなし」 ―他人を喜ばせる貢献の好意と行為―
―社会責任へのおもてなし―
「おもてなし」とは、自分の価値観を投資や寄付に反映させ、貢献する心くばりのことです。
「おもてなし」とは、自分の価値観や暮らしにつりあいの取れる製品を購入し、利益を循環させることです。
「おもてなし」とは、目にする、手にするすべての「物」を丁重に扱い、私物化しないことです。
「おもてなし」とは、あらゆる空間を私物化せず、心を配ることです。
「おもてなし」とは、マイノリティグループ(少数者集団。国家や社会の中で,民族的・文化的・宗教的理由で他から差別されている集団。)を差別しないことです。
「おもてなし」とは、出会うすべての人物に対し、平等に接し、敬意をもって接することです。
「おもてなし」とは、よりよい街つくりのために、地域社会に参加することです。
グルーミング
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